007 RAW現像の利点

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(1)ホワイトバランスを気にする必要がなくなります。
 日中の順光で撮影するならば、カメラのオートホワイトバランスでOKでしょう。でも室内、
夕景等々ではプリセットホワイトバランス、あるいは白を撮影してのカスタムホワイトバランス、
コマンドダイヤルをくるくる回してホワイトバランスを決めねばなりません。
しかし、RAW現像すのであれば、現像時に「色温度」と「色かぶり」等にて決めることができる
ので、それらは一切不要となります。
 夕日は、日陰モードで撮った方がいいというTipsも不要になります。トワイライトレッドフィ
ルターのような色づけフィルターも不要でしょう。

(注)私はホワイトバランスという概念は嫌いです。それよりも自分好みの肌色バランス、青空バ
ランスを頭の中に描いた方がいいと思います。

(2)露出の自由度が高くなります。
 やはり、カメラの自動露出は逆光では正しく働きません。その他、黒板塀の前、スキー場での
記念写真、黒や白の服を着た方、黄色いお花も同様です。RAWデータの場合は、上下2.5段位ま
での露出の変更はさほど問題ではありません。しかもJPEGならば白飛び、黒つぶれしてしまう写
真でもかなり救済できます。
 時には、撮影時にこの露出でいいと思っていても、後から極端に露出を変えたくなるときがあ
ります(人は誰でも心変わりするもの)。このような考えの変更にも対応できます。
(注)露出の1段とは、2倍明るい・暗いの意味です。絞りの値では、F4がF5.6になる、またはF2.8
になることです。シャッター速度で表せば、1/500秒が1/250秒に、または1/1000秒になるこ
とです。

(3)Photoshopよ、さようなら、です。
 Photoshop等の画像処理で難しいのは、トーンカーブ。赤・青・緑のラインを上げ下げして
何色になるのか、とても分かりにくいこと。(調整)レイヤー、マスクに至っては更に難しい。
今からPhotoshopを学んでも3年は掛かるでしょう。RAW現像の各方法の方が遙かに理解しやす
いです。
 よってPhotoshop的な画像処理はもい要りません。事実、PhotoshopのCameraRawではトー
ンカーブは基本機能にはありません。見えないところにあります。

(4)いい写真はもっと良く、ボツ写真が生き返ります。
 何故か、それはRAW現像するということは、写真に思いを込めるということだからです。この
機能は、例えば色温度を変更して青みを強くするということは何のためと考えるからなのです。
逆に言えば、RAW現像は漠然と何かをすることができません。

(5)いい写真が撮れるようになります。
 これは(4)の裏返しです。つまりRAW現像であれこれと考えるので、これが習慣となり写真を
撮る時にも自分なりのいい考えが湧いてくるようになるのです。例え、人と並んで三脚立ててダイ
ヤモンド富士を撮っても、スカイツリーを撮っても、いい考えがあれば他の方とは必ず違う写真に
なる筈です。
 さらに、撮影時にRAW現像でこうしようと思いつつ撮るようになるので、これがプラス要因と
なります。
(注)いい写真と上手な写真とは異なるものです。
「いい考え・いい写真」は写真家テラウチマサトさんのお言葉の受け売りです。



 
by ikinari_raw | 2013-03-05 01:48
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