014 色温度でRAW現像 先ずはプリセットから

RAW現像がPhotoshop的な補正と大きく違うのは、色温度と色かぶりで色味を補正することです
(ということなのでもっと早くに説明すべきでした)。
たった2軸しかないことですが、慣れるまでは難しいもの。

そこで、まずは基本補正の一番上にあるホワイトバランスのプルダウンメニューをクリックしてみ
て欲しい。昼光とかタングステンとかでかなり色味が変わることが分かるはずです。またカメラの
ホワイトバランスのプリセットとほぼ同じと気がつくでしょう。

なお、ホワイトバランスのプルダウンメニューをクリックする方法以外に、ツールの左上3番目の
ホワイトバランスツールを選択し、マウスの右ボタンをクリックするという方法もあります。
下記に2例のみ掲載しました。
この詳細はhttp://www.joytothecamera.com/raw_20130327Umeをご覧下さい。
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# by ikinari_raw | 2013-03-07 22:32

013 カメラに難しい写真をRAW現像すると

この写真を撮るに際して、黒いコートを着ているので、自動露出(この場合、絞り優先)ではカメ
ラが暗いと判断して露出オーバーな写真になるかもと考えて、露出補正をマイナス0.5にしました。
ところが、撮ってみるとかなり暗い写真になりました。カメラは、真っ赤なマフラー、明るい空、
雪にビックリして暗く撮ったのか・・・。
●下記は同時撮影のJPEG画像
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●もしこれをPhotoshopCS6のレベル補正で調整するとこのように。一昔前の私ならばこれでOKし
たでしょうが、RAW現像の味を知ってしまった今では、この写真では満足できません。プレゼント
する気にはなりません。
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●RAW現像済みの写真がこれです。
この詳細は下記に掲載しました。ご覧下さい。使用したニコンレンズの不具合の補正も説明してあ
ります。
http://www.joytothecamera.com/raw_20130327Rikugien
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# by ikinari_raw | 2013-03-07 15:22

012 ボツ写真を救うRAW現像

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上記の1枚目は、2013年元旦の0時00分の芝・増上寺と東京タワーの写真です。
このままでは見るからにボツ写真です。しかし、私は毎年この場所で撮影することを恒例とし
ていて、この写真を年賀状にしているので、ボツにするわけにはいきません。

そこでRAW現像したのが2枚目の写真です。この写真の上部の空いた所に謹賀新年の語を加え
て年賀状にしましたが、結構好評でした。
詳しい手順は下記をご覧下さい。
http://www.joytothecamera.com/RAW_20130306TokyoTower

●系統だったRAW現像の解説を必要とされる場合は、下記の「いきなりRAW現像」をご利用下
さるよう、お願いします。
http://www.bookus.jp/
# by ikinari_raw | 2013-03-07 01:27

011 僅か2ステップのRAW現像

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ここではごく簡単なRAW現像の例を示します。
上記の1枚目の写真は、撮ったままの写真です。これでは春の喜びのイメージにはほど遠い気がします。
2枚目は、単に色温度と彩度をしただけです。
詳しい内容は下記をご覧下さい。
http://www.joytothecamera.com/RAW_20130306Kanhizakura
# by ikinari_raw | 2013-03-06 23:41

010 PhotoshopCS5とCS6のCameraRawの違い

CS5のCameraRawとCS6のそれとは大いに違います(変更になりました)。
ではどのように違うのでしょうか。
操作系:下記の図のように変更。
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性格的:
  CS6の方が白飛び、黒つぶれしにくい。
  CS5の方は補助光効果と黒レベルの明暗差が大きい。
  つまり、CS6は穏やか系、CS5はハード系。
これを理解して使い分ければよいということです。
詳細は下記をご覧下さい。
http://www.joytothecamera.com/RAW_20130306CS5vsCS6
# by ikinari_raw | 2013-03-06 22:40

009 RAW現像の例(秩父鉄道の橋)

前置きが長くなりました。では、RAW現像を実際にやってみましょう。
下記の写真は、長瀞の上に掛かる秩父鉄道の写真です。100年以上の歴史がある鉄道会社ゆえで
しょうか、鉄橋の橋桁が煉瓦製です。
長瀞独特の緑色、縞模様になった大きな岩があります。何億年単位でしょうか。大きな時の流れ
を表したくて撮りました。
下記の1枚目は、撮っただけでは何やらはっきりしない、私の思いも表せていない写真です。
2枚目はRAW現像後。3枚目は更にレンズ補正した写真です。
なお、この補正の過程は下記をご覧下さい。
http://www.joytothecamera.com/RAW_20130306Chichibu

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# by ikinari_raw | 2013-03-06 19:01

008 RAW現像用のソフト

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RAW現像するについてどのソフト(アプリケーション)を選択するか迷いましたが、
PhotoshopのCameraRawとしました。始めはPhotoshopCS4、次にCS5、そして今はCS6です。
(注:CS云々はPhotoshopのバージョン番号)
これからのRAW現像の説明はこのPhotoshopCS6のCameraRawで行いますが、RAW現像そのも
のついてはLightroom4と全く同一ですので、このソフトのユーザにもご参考になる筈です。

また世間ではまだPhotoshopCS5のユーザも多くいますし、CS6のRAW現像はCS5とCS6の二つ
の方式を有していますので、この両方の方式でも説明していく予定です。

PhotoshopCS6のCameraRawを使用する理由は下記の通りです。
カメラメーカー系のRAW現像ソフトは、他社カメラのRAWデータが読めませんのでパス。
国産のRAW現像ソフトは使ってみたものの、その使い方が良く理解できずにパス。
未だにトーンカーブが主体となっているソフトがありますが、これもパス。
色温度の幅がカメラと同じように2500〜10000ケルビンと幅が狭いソフトもパス。
電灯とか太陽光とかのある幅の中でしか色温度を変更できないソフトもパス。

Photoshopエレメンツという選択肢もありましたが、機能が価格相応なのでパス。
写真全体の他に部分の補正がきちんとできるのは、悔しいかなPhotoshopのCameraRawと
Lightroomのみ。
Lightroomは、その画像データ管理の方法が私の性分に合いません。また、文字入れはできる
ものの入るという程度の物。これは使い物になりません。もしLightroomを使用したとしても
RAW現像で全てが完結できる訳ではないので、Photoshop的な何かのソフトが必要。
Lightroomのもう一つの欠点は、価格が安すぎるということです。プロはコストパーフォーマ
ンスが重要でしょうが、アマチュアはそれは関係ないので見合った価格であるべきと思うのです。

と考えると、PhotoshopCSのCameraRawしか選択肢はありませんでした。
やむを得ずの選択であっても、このCameraRawは大変に使いやすくよくできています。
Photoshopには、Bridgeというブラウザが入っていますが、これが大変に使いやすい、
CameraRawよりも価値ありなのではないかと思うほどです。

とは言え、PhotoshopCS6のCameraRawは、Lightroom等にあるRAW現像前と後の比較表示機
能がありません。比較するには常にワンクリック必要です。これは残念なことです。その内にで
きるようになるでしょう・・・。

一番の問題点は、費用の事です。
これからPhotoshopCS6を購入すると、約9万円掛かります。その後はバージョンアップ毎に2万
数千円必要です。ここまでは、致し方ないとして我慢するしかないです。ポジティブに考えれば、
これだけの出費=重荷を背負ったのですから、中途で止めることなく、徹底的に使いこなそうとい
う気持ちになることです。

ですが、良くないのは新しいカメラを購入すると、旧版のPhotoshopCameraRawではそのRAW
データが読めないということです。つまり新しいカメラ購入=Photoshopのバージョンアップ=そ
の費用の支払い=アドビ社のビジネスモデルに乗せられているということが気持ち悪いです。
このような方式はPhotoshopに限ったことではないでしょうか。例えばニコンCaptureNX2は何
のバージョンアップはしなくてもD4のRAW現像はできましたから。
# by ikinari_raw | 2013-03-06 15:20

007 RAW現像の利点

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(1)ホワイトバランスを気にする必要がなくなります。
 日中の順光で撮影するならば、カメラのオートホワイトバランスでOKでしょう。でも室内、
夕景等々ではプリセットホワイトバランス、あるいは白を撮影してのカスタムホワイトバランス、
コマンドダイヤルをくるくる回してホワイトバランスを決めねばなりません。
しかし、RAW現像すのであれば、現像時に「色温度」と「色かぶり」等にて決めることができる
ので、それらは一切不要となります。
 夕日は、日陰モードで撮った方がいいというTipsも不要になります。トワイライトレッドフィ
ルターのような色づけフィルターも不要でしょう。

(注)私はホワイトバランスという概念は嫌いです。それよりも自分好みの肌色バランス、青空バ
ランスを頭の中に描いた方がいいと思います。

(2)露出の自由度が高くなります。
 やはり、カメラの自動露出は逆光では正しく働きません。その他、黒板塀の前、スキー場での
記念写真、黒や白の服を着た方、黄色いお花も同様です。RAWデータの場合は、上下2.5段位ま
での露出の変更はさほど問題ではありません。しかもJPEGならば白飛び、黒つぶれしてしまう写
真でもかなり救済できます。
 時には、撮影時にこの露出でいいと思っていても、後から極端に露出を変えたくなるときがあ
ります(人は誰でも心変わりするもの)。このような考えの変更にも対応できます。
(注)露出の1段とは、2倍明るい・暗いの意味です。絞りの値では、F4がF5.6になる、またはF2.8
になることです。シャッター速度で表せば、1/500秒が1/250秒に、または1/1000秒になるこ
とです。

(3)Photoshopよ、さようなら、です。
 Photoshop等の画像処理で難しいのは、トーンカーブ。赤・青・緑のラインを上げ下げして
何色になるのか、とても分かりにくいこと。(調整)レイヤー、マスクに至っては更に難しい。
今からPhotoshopを学んでも3年は掛かるでしょう。RAW現像の各方法の方が遙かに理解しやす
いです。
 よってPhotoshop的な画像処理はもい要りません。事実、PhotoshopのCameraRawではトー
ンカーブは基本機能にはありません。見えないところにあります。

(4)いい写真はもっと良く、ボツ写真が生き返ります。
 何故か、それはRAW現像するということは、写真に思いを込めるということだからです。この
機能は、例えば色温度を変更して青みを強くするということは何のためと考えるからなのです。
逆に言えば、RAW現像は漠然と何かをすることができません。

(5)いい写真が撮れるようになります。
 これは(4)の裏返しです。つまりRAW現像であれこれと考えるので、これが習慣となり写真を
撮る時にも自分なりのいい考えが湧いてくるようになるのです。例え、人と並んで三脚立ててダイ
ヤモンド富士を撮っても、スカイツリーを撮っても、いい考えがあれば他の方とは必ず違う写真に
なる筈です。
 さらに、撮影時にRAW現像でこうしようと思いつつ撮るようになるので、これがプラス要因と
なります。
(注)いい写真と上手な写真とは異なるものです。
「いい考え・いい写真」は写真家テラウチマサトさんのお言葉の受け売りです。



 
# by ikinari_raw | 2013-03-05 01:48

006 RAW現像の問題点

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(1)操作が難しいのではないか
 これは間違いです。Photoshop(エレメンツを含めて)を覚えるよりも遙かに簡単です。
 しかも、難しいトーンカーブ、マスク、(調整)レイヤー等は不要になります。

(2)手間が掛かる
 これも間違いです。後で説明しますが「同期」や「プリセット」を使えば、1写真毎の
 処理はしなくてもいいので、大変に能率良くRAW現像できます。私の場合は、踊りや
 アメフトの撮影は2000〜3000枚位撮りますが、それでも大した手間は掛かりません。

(3)データ量が大きい
 JPEGで8メガバイト+RAWで16メガバイト=約24メガバイトになります。
 私の場合、2001年から2010年まで写真は2テラバイトのハードディスク1台に収まり
 ますが、2011年と2012年だけで2テラバイト必要でした。

 これは比較の話しですが、JPEGデータをPhotoshopで補正するとしてもJPEGは元に戻
 らないので、別途に未着手のデータを取っておくか、Photoshopのレイヤー上で画像の
 複製を作らざるをえません。これでデータ量が2倍に。さらにもしも16ビットで保存な
 らば更に2倍。もしも補正結果を調整レイヤーとして残しておきたいならば、それなりの
 デー量が必要です。結果的には大差ないことになります。

(4)お金がかかる
 確かに、そうです。
 メモリーカードもより大きく高速書き込みができるもの、より大きなハードディスク、
 RAW現像するためのアプリケーション(私の場合はPhotoshop)の購入費用と更新料、
 そこそこの速度があるパソコン(古めのものは不可)、もし高速連写しなければなら
 ない被写体を撮るとしたら高速書き込みができるカメラが必要となります。
 RAW貧乏は言い過ぎでしょうが、それなりにお金が掛かります。
# by ikinari_raw | 2013-03-04 22:27

005 このブログの目的

私自身がRAW現像して良かったなぁと思っているものの、RAWという言葉は知っていてもまだRAW
現像に着手している方は少なさそうです。大変にお節介ですが、RAW現像するとこのようにいいこと
があるということを知っていただくためのブログということにしました。

なお、本ブログは思いついた時に書き込みしますので、内容的に飛び飛びになる可能性がありますこ
とをご承知置き下さい。

もしも体系だった内容で、一気に知りたい方は「いきなりRAW現像」シリーズをご利用下さるよう、
お願いします。
http://www.bookus.jp/
# by ikinari_raw | 2013-03-04 21:00

004 電子ブック「いきなりRAW現像」

RAW現像の効用に驚きつつ、私の周りの皆さんに(一眼レフカメラ使用の方に)RAW撮影&現像を
しているかと伺っても、プロを含めてもまだ少数派。アマの方は難しそう、プロの方はコストパ
フォーマンス悪そうとのご意見。しかも、世の中にはRAW現像に関するいい解説書が見当たりませ
ん。
あることはあるものの、あれができる、これができるという機能解説に終始し、サンプル写真に対
する思い入れが無いので何ためのこの機能を使うのかが明白ではないのです。

世の中に無いのであれば、自分で作るしか有りません。そして、その第1版は「いきなりRAW現像
(Photoshopなんか知らなくてもRAW現像できます)」、第2版は「いきなりRAW現像
(PhotoshopCS6のCameraRaw対応版」を作成いたしました。

さらに、PhotoshopのCameraRawは、CS5からCS6になった時点で、RAW現像の方法が様変わり。
これにとまどうユーザーは多いかもと思って「RAW現像 CS5からCS6への移行ガイドブック」も
作成。

(注)それぞれの表紙を下記に掲載
これらは電子ブックして、下記より発売いたしております。
http://www.bookus.jp/

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# by ikinari_raw | 2013-03-04 20:24

003 始めに(その3)

とRAW現像の必要性に迫られたわけですが、なかなか良い解説書が見当たらず、直ぐにはできません
でした。

2011年6月、田村陽子さんのフラメンコ公演。場所は同じく「座・高円寺」。似たような照明の中、
初のRAWによる舞台撮影に臨みました。全てをRAWという事ではなく、ゲネプロ(最終舞台リハー
サル)はJPEGのみで、本番の撮影からRAWということでした。

終わってRAW現像してみれば、さほどの難しさはなく、直ぐにできてしまいました。拍子抜け状態。
こんなにも簡単に色味の補正ができ、しかもJPEGデータをPhotoshopで一枚ずつ補正しているより
も、圧倒的に早く完了。なぁーんだ、こんなことならもっと早くからRAW撮影&現像しておけば良
かったと、いい意味で悔やみました。

下記は初のRAW撮影&現像写真です。
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# by ikinari_raw | 2013-03-04 20:22

002 始めに(その2)

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私のかつてのメインカメラは富士フィルムのSPシリーズ。色味的にはかなり満足していました。
ボディがニコンのOEMでしたので、徐々にニコンカメラを購入。SPシリーズが廃盤になりそうと
いうことで、メインカメラはニコンに。しかし、茶黄色転びという色味についてはかなり不満。

ちらっと「RAWで撮れば」とのアドバイスがありましたが、撮影枚数が多くなる踊りやアメフト
が多かった私としては、RAWではデータ量が大きすぎて無理、しかもRAW現像は大変に難しいも
の、Photoshopを完全にマスターした人のものと思っていました。

2010年10月。インド舞踊の若手舞踊家として著名な堀友紀子さんのソロ公演を撮影する機会が
ありました。会場は「座・高円寺」、使用カメラはニコンD700。

撮影時にホワイトバランスを細かに設定したつもりでしたが、照明とニコンカメラの色味により、
その写真は下記のよう。ソロ公演ですから、強い覚悟、厳しい練習があったと思うのですが、そ
れに応えた写真とは言えません。悔しいやら、申し訳ないやら・・・。

そこで、もはやRAW撮影&現像しか道はないと思った次第。RAW撮影&現像へのきっかけとなっ
た写真という訳です。
# by ikinari_raw | 2013-03-04 17:05

001 始めに

下記は、2003年8月に神楽坂にて撮影した写真です。デジタル写真を始めた直後なので
JPEGのみの撮影なので、問題が多々あります。
特に日傘は真っ白で俗に言う「白飛び」状態です。
この時にRAW撮影&現像をしていたならば、なんとかなったのになぁと思います。
悔やみが残る一枚です。
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# by ikinari_raw | 2013-03-04 16:31