094 ヒストグラムの▲マークについて(その1)

※少し大きめの画像で詳細説明をご覧なりたい方は、下記をクリックしてください。
http://www.joytothecamera.com/RAW_094/

ヒストグラムの左右の上に(赤枠内)▲マークがありますが、この役割が何なのかご存知でしょうか。
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一つの役割は、この▲をクリックすると白飛び、または黒つぶれしている、しそうな個所、左の赤い部
分が白飛びであることを表示することです。
(注:白飛びとは、色の輝度を0から255の256段階として255、つまり真っ白になってしまい、色が
無くなっている状態を言います。色が飽和している、あるいはクリッピングとも言います。
黒つぶれはその値が0で真っ黒で同様に色が無くなっていることです)
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左側の▲マークをクリックすると、黒つぶれしている、しそうな個所を示してくれます。
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当ブログをご覧いただいている皆様ならば、ここまではご存知のことと思います。
実はこの▲マークは、色が変化しています。なんとなく不思議な気がします。
色々と調べてましたが、明確な説明が見当たりませんでした。そうなると、結果はともあれ探って
みたくなります。

全部で7色あります。以下は筆者の探索によるものです。
白色:赤(R)・緑(G)・青(B)の3色共に白飛び(輝度255)、または黒つぶれ(輝度0)している
黒色:赤・緑・青の3色共に白飛びも黒つぶれもしていない
赤色:赤のみ白飛びしている、または黒つぶれしていている
緑色:緑のみ白飛びしている、または黒つぶれしている
青色:青のみ白飛びしている、または黒つぶれしている
黄色:赤と緑の2色が白飛びしている、または黒つぶれしている
ピンク色:赤と青の2色が白飛びしている、または黒つぶれしている
青緑色:緑と青の2色が白飛びしている、または黒つぶれしている
(注:なお、輝度が255、0のピクセルが一つでもあれば白飛び・黒つぶれとなるようです。
また、絶対的に255、0ではなくてもそれに近い場合も白飛び・黒つぶれとなるようです)

下記のように露光量で▲マークの色が変わります。
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色温度や色かぶりの補正でも▲マークの色は変わります。他の項目でも変わります。
で、この色の変化が何か問題かと言うと実はなにもありません。単なる目安に過ぎないので
余り気にする必要は無いです。
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たまたま、白飛び・黒つぶれは良くない、正しい色にはならないから絶対にダメとの意見があ
りました。ついでにこれも調べてみましょう。

下記の画像は撮影したままでRAW現像はしていません。被写体が地味なせいか、両方の▲
マーク共に黒、つまり白飛びも黒つぶれもありません。上記見解には理想的な画像です。
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ですが、例えばカメラキャリブレーションでビビッドを選択しただけで、左の▲マークはピンク色
になってしまいます。白飛び・黒つぶれはダメにこだわるとRAW現像は殆ど何もできないという
ことになってしまいます。
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下記は元々派手な被写体なので、RAW現像をしなくても左右の▲マーク共に色が付いています。
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白飛び・黒つぶれダメを貫くとすると、彩度を極端に落とさねばなりません。こんな写真は誰も好
まないでしょう。
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やはりこの位にはRAW現像したいですね。
つまり、▲マークの色の変化、白飛び・黒つぶれしないようにと▲マークが黒であるようにするこ
とは、実際上はできない事ですから気にしなくて良いと思います。
ということで、ブログをご覧の方には何のお役にも立たない内容となりましたが、筆者としてはス
ッキリしました。
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by ikinari_raw | 2015-12-17 23:19
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