かすみの除去が部分補正に使えるようになって、風景写真以外にも色々と使えるようになりました。
その例を下記に示します。具体的なRAW現像方は記載していません。後の項にてその詳細を書き ます。 スライドを写真を続けて表示する場合は下記をクリックしてください。 http://www.joytothecamera.com/RAW_091/ 1.室内写真に奥行き感を出す 壁も家具も白いお部屋を地明かり(蛍光灯)のまままで撮影すると左のように平たい写真になりがちです。これをかすみの除去により奥行き感がある写真にすることができます。 2.仁王様の前の金網を薄くする お寺の仁王様はとても魅力的。写真に撮りたくてもその前の金網があってうまく写せません。しかし、かすみの除去処理をするとその金網をほぼ消すことができます。 3.紅葉未満のモミジをアートにする 元写真は紅葉になりきらないモミジの葉。かすみの除去をすると何かの背景に使えそう。 4.フレアーを消す レンズフードを付けていても時として半逆光状態ではフレアーが入って薄ぼんやりした写真になりが ち。これもかすみの除去を行うとクリアーな写真になります。 5.くっきり感があるモノクロ黒写真にする カラー画像を単にグースケールにしただけでは、特に日陰とか曇り日に撮った写真は印象が薄くな ってしまいます。これをかすみの除去によりクッキリさせます。 6.雨日のイベントを華やかにする 小雨降る日に撮った写真はとかく沈みがち。華やかさも賑やかさも感じられません。 かすみの除去をすれば少しはそのようになります。 7.薄曇りを青空にする 薄曇りの日の野外イベントで空を大きく入れると、空が白く明るくなってしまい、ダンサーさんが目 立たなくなってしまいます。そこで、かすみの除去により空に青みを取り戻しキレイに、かつダンサ ーさんが目立つようにすることができます。 ※写真中のダンスグループは横浜を中心に活動している「Tulsi」。筆者として特にお薦めのグル ーブ。 8.前のスモークを消し、後ろのスモーク効果を強める (これはやや特殊な撮影状況かもしれません) 照明と効果に大変に凝った舞台です。見る方にとっては大変に良いことですが、写真にはつらいで す。でも、かすみの除去を使えばダンサーさんのとカメラの間のスモークを取り除くことができ、し かも照明効果を強めることができます。 ※ダンサーはMANAさん。 9.明るくなりすぎないコントラストにする コントラストが撮ったままでは薄い写真になってしまうので、やはりコントラストを高くする必要が あります。反面、明るい所が明るくなりすぎてしまいます。 かすみの除去を使用すれば程良いコントラストになります。見た目にはほんの少しの違いですが、 写真の作品性としては大変に重要なことと思います。 10.撮り損ない写真を救う スモークのせいでピントが甘くなってしまいました。との言い訳をしても失敗写真です。 かすみの除去を使って、これはアートだと言い張ることにしましょう。
by ikinari_raw
| 2015-12-03 18:00
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